2014年 10月 18日
庭のバラを活けるということ
います。
庭のバラは、自分好みで集めたバラたちですので、一季咲きの
原種やオールドガーデンローズも多く、秋のバラ園の様な花数は、
庭で求めることは出来ません。
しかしそれゆえに、庭で咲いた一輪一輪を愛おしく思えたり、
夏に酷い状態だった株が復活した姿に嬉しさを感じたりと
秋の自宅の庭では、様々な思いで胸がいっぱいになることが
よくあります。
そんなバラたちをカットして、花瓶に活けた時は、我子の晴れの日
の様に、写真を何枚も撮ってしまいます。
秋の「ピエール・ド・ロンサール」、「ヘリテージ」と「フジバカマ」「セージ」
しかし、いつも思うのは、お花屋さんで必要な分だけ切り花を
購入出来るのとは違い、庭で咲いている花のみで活けること
の難しさです。
あと1本花開いていたら、とか、もう少しステムが長かったら、とか、
希望を言ったらキリがありません。
あるもので、いかに形にしていくかなのです。
その形とは、いわゆるアレンジメントを作り込むということではなく、
最も大切だと思ったことは、その花の魅力を大切に表現すると
いうことです。
ガーデンローズにはガーデンローズの魅力が備わり、庭の花々
ならではの趣が必ずあるのです。それは、各家庭の庭やベランダの
個性をも表しています。
そして、花は元々美しいのですから、美しさを邪魔することなく、
表現出来たらといつも思っています。
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