記憶の薔薇を追い求めて

先日、美大のスクーリングにて、「私の原風景」という課題を
まとめ上げなくてはいけない機会がありました。
「原風景」、皆さんは何を思い浮かべられますでしょうか・・・
私は当初、別な「原風景」を考えておりましたが、その
スクーリングの始めの日に、他の皆さんの「原風景のまとめ」
を拝見させて頂いておりますうちに、自分でも驚くほどに
急に忘れていた記憶が蘇りました。
私にとりましての「原風景」とは、幼少の頃に見たバラの記憶です。

~その花の名も、「美しい」という言葉も知らなかった幼少期、
ただ、その花の咲く道を通るのが好きだった・・・。
だが、その花には、近寄り難い気高さを、幼少ながらに
感じ取り、決して直ぐ近くには行けなかった。
いつの日か、その花が「薔薇」という名であることを知り、
そしてそれから月日が流れた。~

と、プロローグで始まり、
その後のバラとの関わりや、バラが私にもたらせてくれた喜びや
様々なことをまとめさせて頂いたのですが、その上で、
私自身のこれまでの疑問であった「何故、バラを追い求めるのか?」
という疑問に対する答えを、なんとみつけることが出来たのです。
何故、今まで気が付かなかったのだろう・・と思うほど、自分自身が
一番驚いているところです。
自分が何故、バラを追い求めているのか・・、それは、幼少期に見た
記憶のバラを追い求めていたことには違いないと思うのですが、
私が幼少期に出会っていた薔薇は、淡いピンクがほんの少し乗る
ほとんど白に近い大輪の剣弁の花を咲かせるつる薔薇でした。
半日陰の道に、そこだけが光り輝くように咲いていたのを覚えています。
もしかしたら、その後、同じ品種の薔薇とは、別な場所で出会っている
のかもしれませんが、あの場所のあの表情は、あの時のものでした。
私は今まで、もしかしたら、記憶のバラを追い求めながら、
あの時の感動と同じ自分自身の思いを探していたのかもしれません。
「原風景」とは、その後の人生に大きな影響を残すものなのですね・・
また、案外、自分自身のことを、解っていなかったりするものですね。
今回のスクーリングは、自分自身を振り返る、本当に良い機会に
なりました。
また、他の方々のそれぞれの「原風景」、本当に様々で、価値観の違い
があるからこその視点の違い等、とても勉強になりました。

課題は、なんとかまとめ上げることが出来ました。
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この記憶の薔薇と、薔薇を育てるきっかけとなった小輪の遅咲きの
赤いつる薔薇「キング」に、現在まで、導かれるように生きてきた
ように思いました。


メールアドレス  salonderoses2@excite.co.jp
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by salonderoses2 | 2014-11-12 00:39 | バラ&ハーブ