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イタリアへ~バラと芸術の歴史を訪ねて3「ミラノ・ドゥオモ他」

ミラノの「ドゥオモ」(大聖堂)へ行きました。
空に伸びる各尖塔の最上部には、聖人の丸彫りが飾られ、
写真には写っておりませんが、中央の大尖塔の一番高い所には、
金色に輝くマドンニーナ(聖母マリア)像が飾られています。
マドンニーナを含めるとドゥオーモの高さは、
108.5mにもなるそうです。
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大理石の彫刻が素晴らしいですね。
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1386年に建設が始まり、1900年代初頭に至るまで建築が
施され、以後今日までメンテナンスを繰り返しながら、
大切にされているこちらのゴシック様式の教会は、
ミラノの信仰心と文明のシンボルなのだそうです。
内部に足を踏み入れた途端、厳かな空気に満ちていました。
柱頭には、聖人や殉教者の見事な彫像が。
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上部に目を向けると、木製の十字架上のキリスト像がありました。
主祭壇は、取り壊されたサンタ・マリア・マッジョーレ教会の
主祭壇がここに置かれているそうです。
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その後ろには、7世紀に、ロンゴバルト族に侵略されたミラノに
司教座を復活させた「聖ジョヴァンニ・ボーノ」の像(1763年・
エーリア・ヴィンチェンゾ・ブッツィ作)のある大きな祭壇が
設置されています。
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1500年代のパイプオルガン。
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こちらは、ローマ時代の斑岩の石棺に
はめ込んだ洗礼盤が内部に置かれています。
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ドゥオーモの建築に多大な遺産を寄付した大商人マルコ・カレッリ
が眠る「マルコ・カレッリの石棺」(1408年・フィリッピーノ・デリ・
オルガニ作)。屋上の尖塔も一番始めに彼に捧げられたそうです。
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手前は、「聖バルトロメーオ」像(1562年・マルコ・ダグラーテ作)
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そして、「ジャン・ジャコモ・メディチの記念碑」(1561年・レオーネ・
レオーニ作)。弟の法王ピーオ4世が、兄の為に建立したルネッサンス
様式の墓碑。
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今回は、屋上に上がる時間はありませんでしたが、
次回訪れる機会がありましたら、ぜひ、屋上に上がって、
尖塔の成人たちや聖母マリア像を真近に見てみたいです。
また、地下聖堂や、ドゥオーモの外側の壁面の彫刻も、
ゆっくり鑑賞出来たらと思います。
本当に見所が多く、時間はいくらあっても足りないことでしょう。

ドゥオーモ前広場。
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ドゥオーモの北側には、アーケード「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の
ガッレリア」があり、イタリアブランドの本店等が揃っています。
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アーケードを通り抜けると、イタリアのオペラの殿堂「スカラ座」が
見えてきます。
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そしてその前の広場には、
レオナルド・ダ・ヴィンチ像がありました。
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メールアドレス  salonderoses2@excite.co.jp

by salonderoses2 | 2016-08-08 16:32 | 2016・イタリア薔薇と芸術の歴史を訪ね