2017年 06月 29日
今年もイタリアへ「バラと庭園・芸術の旅」へ行って参りました。
昨年に続き今年もイタリアへ、バラや庭園、
芸術を訪ねる旅へ行って参りました。
おふたりの生徒様と、何から何まで自分達で計画し
行き先を練りながら、行って参りました。
おかげさまで、大変有意義且つ、楽しい女子旅となり、
様々なことを学ぶ機会となりました。
到着日の時刻は19時でしたので、ローマのホテルに直行し、
ゆっくり休みました。
第2日目、まず最初に訪れたのは、映画「ローマの休日」で
オードリー・ヘップバーン演じるアン王女が、
最後の記者会見をした場所「コロンナ宮殿」です。
こちらは、土曜日の午前中のみしか開館しておりませんので、
なかなか日本のツアーには入っておらず、
ちょうどこの日が土曜日でしたので、気合を入れて
朝から行って参りました。
入り口。
コロンナ宮殿は、現在もイタリアの貴族コロンナ家が住居としており、
宮殿の一部をミュージアムとして、見学させて頂けるようになっています。
入口は質素ですが、2Fに上がり、すぐに目の前に大広間が
広がります。
誰もが、その絢爛豪華な空間に感嘆の声を上げていました。
こちらが、「ローマの休日」の撮影が行われた
ギャラリー:グランデ(大)広間です。
ギャラリーにある「花瓶と3人のブットが描かれた鏡」
カルロ・マラッタ(1625~1713年)、
マリオ・ディ・フィオリ(1603~1673年)作。
ギャラリーを先へ進むと横にこちらが置いてあります。
貴重品を収納する箱だそうで、黒檀と象牙で出来ており、
美しい細密な細工が施してあります。
フランツ&ドミニクス・シュタインハート(17世紀)作。
詳細はわかりませんが、個人的に
下の収納箱を支えている部分が、日本的な印象を受けました。
ギャラリーから各部屋へと繋がっていきますが、
最初の部屋は、「マルティヌス5世神格化の間」です。
この部屋で、宮殿で最も有名な画「豆を食べる男」
アンニバレ・カッラッチ(1560~1609年)作が飾られています。
「豆を食べる男」の上の画は、「聖母とまどろんだ幼児イエス、
聖エリザベッタ、聖ジョヴァンニーノ」
アニョーロ・ブロンズイーノ(1503~1572年)作です。
こちらは、「鏡の間」。
美しい繊細な画を施した鏡が、こちらの宮殿にはいくつもあって
とても素敵だなと思いました。
「リカーミ(刺繍)の間」
美しい花天井。
「礼拝堂の間」
アルテミジア女王にまつわる一連のつづれ織り(17世紀)が
飾られています。
「黄色の間」は、他のお部屋に比べると小さめですが、
愛らしい天使と薔薇が、壁や天井にたくさん描かれていましたので、
私は、このお部屋が大好きになってしまいました。
天使と薔薇のフレスコ画は、ジュゼッペ&ステファノ・ボッツイ作。18世紀。
天井画
壁画
愛らしい天使たちが、一生懸命、薔薇を飾っている姿に
とても心が和みました。
この様に、コロンナ宮殿は見所がたくさんですので、
この続きは、また後ほどアップさせて頂きたいと存じます。
どうぞ、お楽しみに。
メールアドレス salonderoses2@excite.co.jp
日本ローズライフコーディネーター協会HP