産経学園新百合ヶ丘教室・定期講座「素敵にローズライフ」にて「イタリアのバラと庭園」がありました。

本日は、産経学園新百合ヶ丘教室にて定期講座「素敵にローズライフ」
の秋期第2回目がありました。
テーマは「イタリアのバラと庭園」でした。
昨年と今年にかけて、取材して参りましたイタリアの
バラと庭園に纏わるお話をさせて頂きました。

こちらは、以前こちらのブログでもご紹介させて頂いたローマ時代の
バラが描かれた壁画(フレスコ画)の一部です。
私は本当に、こちらの2000年以上も前に描かれた、
初代ローマ皇帝アウグストスの妻になるリビアの家の食堂に
描かれた画が大好きで、よく講座等でもお話しさせて
頂いておりますが、豊かな色彩と生き生きとしたモチーフには
ただただ驚くばかりです。
資料によりますと、描かれているバラは、
「ロサ・ガリカ・ベルシコロール」とあり、
こちらの画は、古代のバラの貴重な資料のひとつです。

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また、本日は、やはりローマ時代のバラが描かれたポンペイの壁画に
ついても、詳しくお話させて頂きました。

こちらは、ポンペイの紀元前2世紀頃に建てられた「ファウノの家」の
庭園内。


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またこちらは、118年に、第14代ローマ皇帝ハドリアヌスが
ローマ近郊のティボリに造った別荘「ヴィラ・ハドリアーナ」内の
エジプトの貿易都市カノプスを模して造ったエリア。

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こちらは、ハドリアヌスが、寵愛したアンティノウスが18~20歳の若さで、
エジプトで溺死したことを惜しんで造らせたと云われています。

アンティノウスのレリーフ

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アンティノウスは、死後、ハドリアヌスによって「死と復活を司る神」として
神格化され、多くの彫像が造られたとのことです。
そういえば、今まで様々な場所で彫像を見学した際、一番美しく整った顔立ちを
している彫像は、アンティノウスだったように思います。
最新の調査では、この「ヴィラ・ハドリアーナ」の「ある場所」に
アンティノウスが埋葬されているのでは、という調査結果があるそうで、
調査の今後の動向が気になるところです。


また、15世紀のフィレンチェに台頭したメディチ家が所有した別荘の内
「ヴィラ・ペトロイア」「ヴィラ・カステッロ」「ボーボリー庭園」の
邸宅や庭園、同じ頃のローマの貴族コロンナ家の邸宅や庭園、エステ家の
ティボリの別荘の邸宅や庭園等について、画像をご覧頂きながら
ご説明させて頂きました。


映画「ローマの休日」の撮影が行われたコロンナ家の居城「コロンナ宮殿」。


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コロンナ宮殿の庭園。


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エステ家のティボリの別荘「ヴィラ・エステ」の庭園。


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イタリアの庭園の特徴は、幾何学模様、フォンターナ、グロッタ、テラス式、
ビスタにシンメトリー、テラコッタ、中庭等があげられますが、
何れも、イタリアの風土、気候と共に、歴史上の幾何学様式期、
エーゲ文明に見られる海洋文化特有の美術様式、ギリシャ神話、ヘレニズム、
アラブ文明等が融合していることが見えてきます。

次回は、12月12日(火)10:30~12:00
「イギリスのバラと庭園」です。
ご参加ご希望の方は、産経学園新百合ヶ丘教室
TEL:044-965-0931まで。



メールアドレス  salonderoses2@excite.co.jp

日本ローズライフコーディネーター協会




















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by salonderoses2 | 2017-11-14 23:50 | 講座&イベント&ツアーのご報告