カテゴリ:美術鑑賞( 53 )

横浜美術館で開催中の「ファッションとアート麗しき東西交流」展
へ行って参りました。


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開港後の西洋化を進める日本とパリやロンドンで開催された万博博覧会で
紹介された日本の工芸品や美術品からジャポニズムブームに沸いた西洋、
東西の文化交流から生まれた新たな美を表す当時のファッションとアートの中には、
「菊」「牡丹」「菖蒲」「藤」等の日本的植物や、西洋からやってきた
「西洋薔薇」の紋様を目にすることが出来ました。

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展示されている「ティーガウン」や「ドレス」はどれも保存状態が良く
施された日本刺繍が大変美しかったです。
西洋薔薇(モダンローズ)が織られた銘仙の着物や帯からは、当時の
薔薇人気が伝わって参りました。


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今後とも、薔薇文化の歴史の手がかりを求めて参りたいと思います。

ご参加された皆様、お世話になりました産経学園さん、
誠にありがとうございました。

下記カルチャー講座では、バラの歴史の資料のひとつと致しまして、
私のコレクションの中から、大正~昭和初期の薔薇の銘仙の着物や帯を
皆様にご覧頂きたく存じます。
皆様のご参加、お待ち申し上げます。

新百合ヶ丘産経学園「素敵にローズライフ」 
 詳細は こちら  TEL:044-965-0931

NHK文化センター横浜ランドマーク教室「もっと素敵にバラのある暮らし」
 詳細は こちら  TEL:045-224-1110




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by salonderoses2 | 2017-04-19 00:35 | 美術鑑賞

東京都庭園美術館で開催中の「並河靖之 明治七宝の誘惑~
透明な黒の感性」展へ行ってきました。

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昨年、京都の三年坂美術館で並河氏の七宝を見た時、その
精巧極まる美しい作品に感動し、今回東京で見られるとあって
とても楽しみにしていました。
中には、イギリスの「ヴィクトリア&アルバート美術館」所蔵のものも
あり、予想以上の展示品の多さで大変見応えのある展覧会でした。
嘗て、明治時代に、ヨーロッパやアメリカで開催された「万博博覧会」
で日本ブームを巻き起こした渦中のひとつである並河氏の七宝、
日本ブームが巻き起こった理由が解るような気がしました。
(4月9日まで開催中。)


そして、その後、同じ目黒にある「目黒雅叙園」で開催されていた
「百段雛まつり 九州ひな紀行Ⅱ」を見に行きました。
最終日でしたので、とても混んでいました。
東京都指定有形文化財「百段階段」に添った各7つの部屋には、
九州の歴史あるお雛様が飾られ、こちらも大変見応えがありました。
また、美人画で有名な鏑木清方が描いた天井画のある「清方の間」も
見ることが出来、嬉しかったです。
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それにしても、雅叙園では、随所で、見事な螺鈿の意匠を見ることが出来ます。
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最近注目を集める日本の伝統工芸の作品、改めて見ると、やはり良いですね。

こちらは、豪華で有名な1Fのお手洗いの天井に描かれていた「薔薇」の画。
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by salonderoses2 | 2017-03-13 23:24 | 美術鑑賞

今年に入り、ずっと忙しい日々を過ごしており、なかなかブログの
更新も出来ない状態が続いておりましたが、やっと少し平常に
戻りつつあります。明日からは、もう3月、いよいよ春本番ですね。
さて、先日、日本ばら会の用事で都内へ出掛けた際に、
上野で開催中の「春日大社 千年の至宝」展(東京国立博物館 平成館)
へ行って参りました。(3月12日まで開催中)
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今回の目当ては、春日の神々の霊験が描かれた「春日権現験記」の絵巻でした。
何故なら、この絵巻の中の一場面に、中国から日本に伝わったとされる
コウシンバラが描かれた最古の絵があるからなのですが、残念ながら、
展示されている場面の中には見あたりませんでした。
くるくると巻かれている方にはあるのかしらと思っても
触ることは出来ませんので仕方ありません・・。
がっかりして展示室から出て、お土産屋さんを見てみると、
4種類の「春日権現験記」絵巻の絵葉書が販売されており、
その中に私が見たかったコウシンバラが描かれた場面(第5巻第2段)の
絵葉書をみつけることが出来ました。
小さいですが、中央の前側の少し山のように盛り上がった所(築山)に
咲いている赤いお花がそうです。
太皇太后宮権大夫讃岐守藤原俊盛の邸宅の庭園に咲いていたことになります。
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こちらは、図録を購入するとプレゼントされたストラップです。
春日大社の境内にある(藤原氏ゆかりの)藤がデザインされています。

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昨年、奈良の春日大社は、60回目の式年造替が行われ、その直後に主人と
参拝して参りましたが、普段はこんなにたくさんの宝物(文化財)を
見ることが出来ません。
今回の展覧会が、いかに大規模で貴重なものかが伝わって参りました。

また、こちらは、国立西洋美術館で展示されております「スケーエン
デンマークの芸術家村」展の中の1枚の絵ペーダー・セヴェリン・クロヤー
の「薔薇」(1893年)です。大変美しい絵でした。
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by salonderoses2 | 2017-03-01 01:02 | 美術鑑賞

何かと気忙しいこの頃ですが、先日、鎌倉の「鏑木清方
記念美術館」へ、企画展「清方と新春の風景」を
見に行って参りました。(2017年1月15日まで開催中)
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現在、日本画の世界では、空前の美人画ブームなのだそうです。
美人画といえば、大正から昭和初期にかけて、活躍した絵師、
鏑木清方の画が好きで、いつかこんな美人画を画いてみたいと
憧れております。
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清方の自邸であったこちらの美術館は、鎌倉の小町通りから
一歩入った閑静な場所にあります。
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この日は、北鎌倉で電車を降りて、鎌倉まで歩きました。
北鎌倉駅を降りてすぐ近くにある「円覚寺」。
まだ少し、紅葉も見れました。
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こんな立派な門があったのですね・・・
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アートのような石垣。
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「建長寺」にも立ち寄りました。
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こちらの境内には、牡丹がたくさん植えられていましたので、
春にまた訪れたいです。
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龍にも会えました。
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「鶴岡八幡宮」は、人気がありますね。お正月は、さぞかし混むことでしょう。
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池があったことを今回初めて知りました。
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同じ神奈川県に住んでいるというのに、鎌倉をもっと
知らないといけないなと思いました。


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by salonderoses2 | 2016-12-27 17:59 | 美術鑑賞

サントリー美術館にて開催中の「小田野直武と秋田蘭画」展へ
行って参りました。小田野直武は、「解体新書」の画を担当した
江戸時代中期の画家です。今回は、芍薬や牡丹の画の勉強を
兼ねて見に行きました。繊細で大変美しかったです。
(1月9日まで開催中)
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by salonderoses2 | 2016-12-22 09:27 | 美術鑑賞

「すみだ北斎美術館」へ

今年オープンした葛飾区「すみだ北斎美術館」へ行って参りました。
予想以上に近代的風な建物でした。
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スカイツリーが近くに見えました。
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午後でしたが、ご覧の通りの大変多くの人が入場待ちをしていました。
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エスカレーターで、4Fに上がり、開館記念展「北斎の帰還-幻の絵巻と
名品コレクション-」、そして常設展を見て歩きました。
開館記念展では、約100年余りも行方知れずとなっていた幻の絵巻
「隅田川両岸景色図巻」が、平成27年に再発見され、日本へ里帰りし、
今回この美術館にてお披露目となりました。
また、世界に散逸した北斎の名品が、北斎生誕の地すみだに
帰還し、お披露目となっています。
更に常設展では、向島の牛嶋神社に奉納され、関東大震災時に焼失し、
明治時代に撮影されたモノクロ写真しか残っていなかった、北斎86歳頃
の作品である「須佐之男命厄神退治之図」が、最先端のデジタル技術と
修復技術によって復元され展示されています。
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須佐之男命が悪病をもたらす神々に、今後は悪事を働かないように
証文をとっている場面とのことです。色彩豊かな作品だったのですね。

今回改めて、北斎の作品を見ていると、その斬新な表現方法は、
モダンアートの様に見えてきました。
「富嶽三十六景 甲州三嶌越」
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「諸国瀧廻り木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧」
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「富嶽三十六景 東海道金谷ノ不二」
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実際の北斎ブルーは、本当に美しかったです。


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by salonderoses2 | 2016-12-19 23:32 | 美術鑑賞

上野の紅葉と美術

上野へは毎月のように足を運んでおりますが、
紅葉の時期に訪れたのは初めてだったかもしれません。
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五重塔と紅葉。
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金色の上野東照宮には以前来た時よりも多くの来訪者を
見かけました。
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昼食は、「伊豆栄 梅川亭」で頂きました。
ちょうど外席が空いていました。
外席でも暖房が効いており、とても温かかったです。
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鰻屋さんですが、天ぷら定食を頂きました。
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入口には、百花繚乱を楽しむ女性たちが描かれた大皿が
飾られていました。
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そして、この日の目的である大学で日本画をご教授頂いている
先生方の作品展(上野・東京都美術館)へ行って参りました。
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現代の日本画を牽引される先生方の作品は、エネルギッシュで美しく
大変勉強になります。この日、先生方とゲストでいらっしゃった
十五代酒井田柿右衛門氏とのトークライブもありました。
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国内のみならず、世界にも影響を与えた日本陶磁器の
歴史そのものを現代に引き継ぐ、柿右衛門氏の貴重なお話も
伺うことが出来ました。

帰り道、美しい上野の紅葉が、柿右衛門の赤色と重なりました。
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by salonderoses2 | 2016-11-29 13:37 | 美術鑑賞

横山大観記念館へ

明治から昭和にかけて活躍した日本画家、横山大観(1868~1958年)が
生前亡くなるまで暮らし、創作活動を行った上野不忍池のほとりにある
邸宅及び庭園(現「横山大観記念館」)が現在公開中です。
詳細はこちら
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大観自らが、設計したこちらの邸宅および庭園が、
先日、国史跡及び名勝に指定されたそうです。
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各部屋の床の間に、大観の作品が飾られたなんとも贅沢な邸宅は、
純和風で落ちついた雰囲気でした。そこから見渡せる庭園もとても
素晴らしかったです。
2Fの窓からは、不忍池を挟んで、スカイツリーも見えましたが、
もちろん大観はその今の景色を見ていません・・
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ひとつ、「大観のことば」という小冊子の中で、とても心に残った言葉を
書きとめておきたいと思います。
「芸術に国境あり   世界至る処の国々の絵は、皆違った特色を
備えている。(中略)各国それぞれのトラディション(伝統)と
ナショナリティー(国民性)と、それにネーチュア(自然)とが土台と
なって芸術は出来上がっている。(中略)批評や画論には国境が無いかも
知らぬが、芸術には確かに国境がある。(大観芸談~脇本楽之軒氏との
一問一答)」
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こちらの冊子や大観に関する書籍、そしてポストカード等が
記念館の売店で購入することが出来ます。
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by salonderoses2 | 2016-11-29 11:57 | 美術鑑賞

上野・国立科学博物館で開催中の「日本の自然を
世界に開いたシーボルト展」へ行って参りました。
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今年没後150年を迎えたドイツ人シーボルト(1796~
1866年)は、オランダ商館の医師として江戸時代の鎖国時に、
長崎の出島に来日し、日本へ蘭学を広めたひとりとして知られ
ますが、日本の植物、動物、鉱物、海藻等の標本、また、日本の
工芸品や日常品、民族的資料等を収集し、オランダに持ち帰り、
日本研究の第一人者となりました。
ユリやツバキ、アジサイ、ギボウシ等の日本の植物を、
ヨーロッパで広めるきっかけを作った人でもあったようです。

12月4日まで開催中です。


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by salonderoses2 | 2016-11-17 23:32 | 美術鑑賞

美術鑑賞の記事が続きますがご容赦下さいませ。
今まで忙しく、なかなか美術展巡りの記事をアップ出来ずに
おりました。やっと少し時間が出来ましたので、アップさせて
頂きます。

東京表参道近くの「太田記念美術館」は、主人と私の
大のお気に入りスポットです。
ここのところ、行く度に、外国人の観覧者が増えてきました。
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さて、今回は、「水野年方展」へ行って参りましたが、
まだ、あまり良く知られてはいない方かと思われます。
水野年方(1866~1908年)は、明治時代の浮世絵師、
日本画家です。江戸時代の名浮世絵師のひとり、
歌川国芳の弟子である月岡芳年の門下に入り、歴史画、風俗画、
美人画、物語や小説の挿絵等を手掛けました。
年方の門下には、美人画で有名な鏑木清方等がいます。
鏑木清方といえば、川瀬巴水の師であり、美人画や風景画を
巴水に教えたと云われています。
この様にして、江戸の浮世絵が、後年の時代へと引き継がれて
いったことに感慨深く思いました。

さて、水野年方の作品ですが、一言で言わせて頂くと、
大変エレガント、優美な女性たちの暮らしが狭間見える作品でした。
時は、文明開化の時代、海外から入ってくるハイカラな物事により
活気のある気運が伝わってきました。ですが、新しい物事が進む中でも
大切にされている茶道や日本女性の心遣いといった日本文化を
きちんと意識し、美しい浮世絵として表現し、残してくれていることに
とても嬉しくなりました。

12月11日まで開催中です。

メールアドレス  salonderoses2@excite.co.jp
日本ローズライフコーディネーター協会HP
http://www001.upp.so-net.ne.jp/jrlc/
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by salonderoses2 | 2016-11-16 16:47 | 美術鑑賞