時を超えて

昨日は、産経学園新百合ヶ丘教室に於きまして、
定期講座「素敵にローズライフ」がありました。
テーマは、「本草図譜に描かれた薔薇とボタニカルアート」でした。

時を超えて、江戸時代に描かれた薔薇の画から
当時の薔薇たちを知る手がかりを得ることが出来ました。
また、フランスのルドューテ、イギリスのカーティスやサワビーの
植物画から、フランスやイギリスに世界中から集められた薔薇や
植物たち、また、集められ多種多彩になったことで、逆に元から
自生していた植物たちの記録を残そうとした動き等、当時の様子が
伝わってきます。

そして、最後に皆様にご覧頂きました遥か昔の薔薇の画が描かれた
こちらの壁画(フレスコ画)は、紀元前30~25年に描かれたもの
とは思えないほど大変美しく、当時の庭園の中の薔薇の姿を、
現在に伝えてくれているかと存じます。


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「リヴィアの家のフレスコ画」(B.C.30~25)
こちらのフレスコ画は、後に初代ローマ帝国皇帝アウグストゥスの妃となる
リヴィアが紀元前30~25年の間に建てたフラミニアカイドウ沿いの別荘の
食堂を飾っていた壁画です。
ザクロ、ナツメヤシ、カモミール、ゲッケイジュ、アヤメ、ポピー、
野生のスミレ、ロサ・ガリカやロサ・ガリカ・ベルシコロールと推測される
バラ等、様々な植物が季節を限定せず、様々な小鳥と共に描かれています。
ブルーを背景に、豊かな実りと美しい花々、聞こえてきそうな小鳥たちのさえずり、
色彩に彩られた幸せな庭園の様子がいきいきと伝わってきます。
現在も多くの人々がめざしているのは、こんな庭なのではないでしょうか・・・
ローマの博物館でこの画を目にし、その空間に立った時、
2000年以上もの時を超えて、庭への想いを当時の人と共感出来たような
サプライズを胸に感じました。


次回、産経学園新百合ヶ丘教室「素敵にローズライフ」は、
9月12日(火)です。

NHK文化センター横浜ランドマーク教室「もっと素敵にバラのある暮らし」は、
9月4日(月)です。


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by salonderoses2 | 2017-07-12 17:27 | バラ&ハーブ

引き続き、6月に行って参りました「イタリア~薔薇と庭園・
芸術を巡る旅」をアップさせて頂きます。

今回のテーマは、「コロンナ宮殿の庭園」です。
こちらも見学するには、ガイド付きのツアー(有料)に
参加する必要があります。

コロンナ宮殿の横を通るピロッタ通りの上にかけられた橋は、
宮殿とクゥイリナーレの丘の斜面に造られた庭園を結ぶものでした。

クゥイリナーレの丘には、3世紀頃に建てられたヘラクレスと
ティオニュソスに捧げられた「セプティミウス・セウェルスの神殿」
の遺跡がありましたが、中世の時代に取り壊し、ここを要塞としたとの
ことです。

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こちらから庭園巡りがスタートしました。

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ガイドさんに付いて進んで行くと、丘の斜面を利用した庭園が
見えてきました。(前を歩く素敵なレディも)


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マグノリアの大木に、刈り込まれたツゲの木や鉢植えのレモンの木、
白い彫像に、とうとうと水が流れ出るニンフェウムのあるテラス、
奥に見えるグロッタ・・まさにイタリア式庭園が目の前に現れました。


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暑いイタリアの夏の庭園には、水が本当に涼しげで爽やかです。


階段を上って、グロッタの近くへ行きました。
グロッタの歴史は、古代ギリシャ、ローマ文明にまで遡り、
海の深海(神々のいる神聖な場所)を意味し、古の海洋文明を
現代に伝える大切なアイテムのひとつであります。
また、グロテスクの語源ともなっていますね。


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要塞であったことを物語る高い塀が築かれていました。

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更に上へ行って見ると、3世紀のローマ時代の石棺が置かれていました。

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こちらは、頂上からの眺め。
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そして、一輪、薔薇の花が咲いていました。
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頂上で薔薇に出会い、暑さも疲れも忘れました。


こちらは、薔薇の奥にあったガーデン。
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その後、グランデ(コロンナ宮殿の大広間)に戻りました。


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グランデの階段には、1849年に、ナポレオン3世がジャニコロの丘
から撃った大砲の玉が今でも残されています。
固い大理石にくいこんだ当時のままの様子が見てとれました。
特に囲い等はございませんので、どうぞ行かれた時には、足元にお気をつけ下さい。




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また、宮殿の外のテラスには、
手しぼりのオレンジジュースやザクロジュース、
サンドウィッチやスイーツ等の軽食が摂れる
小さなカフェがあり、私たちもそこで一休みしました。




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古い映画ではありますが、誰もが一度は観た記憶がある
「ローマの休日」、なんといっても可憐なヒロインに
胸がときめいたことでしょう。
あのヒロインが居た宮殿が、歴史あるイタリア貴族の宮殿として
現在も実在していたことを、長い間知らずに過ごしてきました。
実際に訪れてみて、このコロンナ宮殿は、大変見所の多い、
魅力的な場所であることを強く感じました。

名残惜しかったですが、コロンナ宮殿を後にし、
この後、フォロ・ロマーノへ向かいました。




次回は、フォロ・ロマーノ~コロッセオ~ローマ市立薔薇園の予定です。





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by salonderoses2 | 2017-07-04 18:14 | 2017・イタリア薔薇と庭園・芸術を巡る

引き続き、コロンナ宮殿についてアップさせて頂きます。こちらからは、1Fにある「イザベッレ王女の居住区」です。(こちらを見学するには、ガイド付きのチケット代が必要...
先日アップさせて頂きました「イタリア~バラと庭園・芸術を巡る旅2」
が、おかげ様で、エキサイトブログの「旅とお散歩」の記事で1位、
総合で11位になったそうです。(2017年7月5日付け)
いつも順位等全く考えずに、時間が出来た時に、
綴っておりますこちらのブログですが、
やはりその様な結果が出ますと、嬉しいものですね。
皆様、ご覧頂き、誠にありがとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。




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by salonderoses2 | 2017-07-04 09:59 | 2017・イタリア薔薇と庭園・芸術を巡る

引き続き、コロンナ宮殿についてアップさせて頂きます。

こちらからは、1Fにある「イザベッレ王女の居住区」です。
(こちらを見学するには、更にガイド付きのチケット代が
必要となります。)

コロンナ家は、9世紀前にまで歴史を遡ることの出来る
古い家柄ですが、20世紀を代表するコロンナ家の著名人は、
ファブリッツイオとオリンビア・ドーリア・ハンフィリ夫妻でした。
その夫妻の2人の息子の1人マルカントニオが、妻に迎えた
レバノン出身のイザベッレ・スルソックは、1909年の結婚から
1980年まで、ローマの社交界において主要な役割を果たし、
戦時下に於いても、コロンナ家の収集してきた芸術品の数々を
守りぬいた女性であったそうです。
そのイザベッレが暮らした部屋の数々が「イザベッレ王女の
居住区」として公開されています。

こちらは、「ヴェットゥリーナの間」。
中庭に通じるこの部屋は、「イザベッレ王女の居住区」との
繋ぎのような間になるかと思います。

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天井のフレスコ画には、様々な鳥が描かれていました。
(フランチェスコ・コラッロ作。17世紀。)

壁面のフレスコ画には、ヴェスヴィオ火山他ナポリの風景が
描かれていました。
(アンニーバレ・アンジェリーニ作。19世紀。)


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こちらが中庭です。
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「バルダッキーノ(天蓋)の間」
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天蓋の下の聖母子像。


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天井には、天使と薔薇。
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「ヴァンヴィッテッリ(ファン・ウィッテル)の間」
ガスパール・ファン・ウィッテル(1653~1736年)の
風景画のコレクションが飾られていました。
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天井には、素晴らしいベネチアングラスのシャンデリアが。

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「ローザ(薔薇)の間」


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こちらのお部屋にも、たくさんの絵画が飾られていますが、
やはりこちらの画に目がとまりました。

ヤン・ブリューゲル(父)(1568~1625年)の
「ある風景における東方三博士の礼拝」


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フランドル地方(フランス北部、ベルギー、オランダ南部)の絵画の
コレクションのようです。
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「フェステ(宴)の間」
こちらにも、素晴らしいベネチアングラスのシャンデリアが
ありました。

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天井のフレスコ画。
(ジャチント・ジミニャーニ&カルロ・チュージィ作 17世紀。)

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「フォンターナ(噴水)の間」
壁面のフレスコ画(クレシェンツィオ・オノフリ作 17世紀。)

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こちらの入口にあったワニの彫刻は、
ローマ帝国時代の3世紀初頭のものだそうです。

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「テンペスタ(嵐)の間」
天井のフレスコ画(ポマランチョ派 16世紀。) 
壁面のフレスコ画(ピーター・ミューリエール 別名:イル・テンペスタ作
17世紀。 

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こちらには、イザベッレ王女のお写真が。
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「デュゲの間」
天井のフレスコ画(ポマランチョ派 16世紀。)
壁面のフレスコ画(ガスパール・デュゲ 1615~1675年。)

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アサガオの花も描かれていました。
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「食堂」
大変豪華な食堂の間でした。
天井のフレスコ画(ジョヴァン・バッティスタ・リッチ
& ルドヴィコ・ランツォーネ作 16世紀。)

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煌びやかなものに目が奪われてしまいますが、
各お部屋には、それぞれテーマがあり、
確かにコロンナ家の歴史が刻まれていると
感じました。
また、豪華な各お部屋にマッチした美しい
ベネチアングラスのシャンデリアの数々を
見ることも出来ました。


次回は、コロンナ宮殿の庭園をご紹介させて頂きます。


こちらは、「イザベッレ王女の居住区」を出た所にある
もう一つの中庭。
鉢植えのレモンの木が並んでいました。


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by salonderoses2 | 2017-06-30 02:47 | 2017・イタリア薔薇と庭園・芸術を巡る

6月16日(金)~24日(土)の9日間、
昨年に続き今年もイタリアへ、バラや庭園、
芸術を訪ねる旅へ行って参りました。
おふたりの生徒様と、何から何まで自分達で計画し
行き先を練りながら、行って参りました。
おかげさまで、大変有意義且つ、楽しい女子旅となり、
様々なことを学ぶ機会となりました。

到着日の時刻は19時でしたので、ローマのホテルに直行し、
ゆっくり休みました。
第2日目、まず最初に訪れたのは、映画「ローマの休日」で
オードリー・ヘップバーン演じるアン王女が、
最後の記者会見をした場所「コロンナ宮殿」です。
こちらは、土曜日の午前中のみしか開館しておりませんので、
なかなか日本のツアーには入っておらず、
ちょうどこの日が土曜日でしたので、気合を入れて
朝から行って参りました。


入り口。
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コロンナ宮殿は、現在もイタリアの貴族コロンナ家が住居としており、
宮殿の一部をミュージアムとして、見学させて頂けるようになっています。

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入口は質素ですが、2Fに上がり、すぐに目の前に大広間が
広がります。
誰もが、その絢爛豪華な空間に感嘆の声を上げていました。

こちらが、「ローマの休日」の撮影が行われた
ギャラリー:グランデ(大)広間です。

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ギャラリーにある「花瓶と3人のブットが描かれた鏡」
カルロ・マラッタ(1625~1713年)、
マリオ・ディ・フィオリ(1603~1673年)作。

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ギャラリーを先へ進むと横にこちらが置いてあります。
貴重品を収納する箱だそうで、黒檀と象牙で出来ており、
美しい細密な細工が施してあります。
フランツ&ドミニクス・シュタインハート(17世紀)作。


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詳細はわかりませんが、個人的に
下の収納箱を支えている部分が、日本的な印象を受けました。



ギャラリーから各部屋へと繋がっていきますが、
最初の部屋は、「マルティヌス5世神格化の間」です。
この部屋で、宮殿で最も有名な画「豆を食べる男」
アンニバレ・カッラッチ(1560~1609年)作が飾られています。

「豆を食べる男」の上の画は、「聖母とまどろんだ幼児イエス、
聖エリザベッタ、聖ジョヴァンニーノ」
アニョーロ・ブロンズイーノ(1503~1572年)作です。

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こちらは、「鏡の間」。
美しい繊細な画を施した鏡が、こちらの宮殿にはいくつもあって
とても素敵だなと思いました。

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「リカーミ(刺繍)の間」
美しい花天井。
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「礼拝堂の間」
アルテミジア女王にまつわる一連のつづれ織り(17世紀)が
飾られています。
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「黄色の間」は、他のお部屋に比べると小さめですが、
愛らしい天使と薔薇が、壁や天井にたくさん描かれていましたので、
私は、このお部屋が大好きになってしまいました。
天使と薔薇のフレスコ画は、ジュゼッペ&ステファノ・ボッツイ作。18世紀。

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天井画

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壁画


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愛らしい天使たちが、一生懸命、薔薇を飾っている姿に
とても心が和みました。

この様に、コロンナ宮殿は見所がたくさんですので、
この続きは、また後ほどアップさせて頂きたいと存じます。
どうぞ、お楽しみに。




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by salonderoses2 | 2017-06-29 02:04 | 2017・イタリア薔薇と庭園・芸術を巡る

こちらは、昨年、イタリアのポンペイへ取材旅行へ行った際、
購入して参りました絵葉書の写真です。
紀元79年のヴィスビオ火山大噴火により、火山灰に埋もれて
しまったローマ時代の遺跡が遺るポンペイの邸宅の壁画に
描かれたバラの花の絵です。

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当時現存した赤い色をしたバラの花、そしてその枝が、
支柱に誘引されている様子がはっきりと見てとれます。
今から約2000年近くも前の壁画であることが信じ難いほど、
色彩も鮮やかな細密画です。
小鳥や白い小花も愛らしく、どこかウィリアム・モリスの絵にも似て、
親近感が募ります。

この壁画があったポンペイの邸宅と庭園、また他の遺跡等を
現地取材報告を兼ねて、来月と再来月の2回講座「人々を魅了し続けるバラの歴史
~バラと人との物語」の第1回目にて、お話させて頂きます。
ご興味のお有りになられます方は、ぜひ、下記カルチャースクールまで
ご参加下さい。

講座内容
第1回:「古代~近世のバラと人との物語」
~実用性と象徴性~
・紀元前のバラ・古代ギリシャ~ローマ時代のバラ・ポンペイの壁画
・宗教とバラ・修道院のバラ・ルネッサンス絵画とバラ・薔薇戦争他
第2回:「近代~現代のバラと人との物語」
~多様性と創造性~
・ロココ時代の貴婦人とバラ・新古典主義とバラ
・ジョセフィーヌのマルメゾン城に集められたバラ
・日本の原種のバラの功績・モダンローズ時代の幕開け
・日本に於けるモダンローズの広がり・オールドローズへの回帰
・多様性の時代・まとめ他。

開催場所
NHK文化センター横浜ランドマーク教室
第1回:2017年2月6日(月)13:30~15:00
第2回:2017年3月6日(月)13:30~15:00    
お申込み先:TEL 045-224-1110 

産経学園新百合ヶ丘教室
第1回:2017年2月14日(火)10:30~12:00
第2回:2017年3月14日(火)10:30~12:00
お申込み先:TEL 044-965-0931 

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by salonderoses2 | 2017-01-23 12:36 | 2016・イタリア薔薇と芸術の歴史を訪ね

ミラノの「ドゥオモ」(大聖堂)へ行きました。
空に伸びる各尖塔の最上部には、聖人の丸彫りが飾られ、
写真には写っておりませんが、中央の大尖塔の一番高い所には、
金色に輝くマドンニーナ(聖母マリア)像が飾られています。
マドンニーナを含めるとドゥオーモの高さは、
108.5mにもなるそうです。
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大理石の彫刻が素晴らしいですね。
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1386年に建設が始まり、1900年代初頭に至るまで建築が
施され、以後今日までメンテナンスを繰り返しながら、
大切にされているこちらのゴシック様式の教会は、
ミラノの信仰心と文明のシンボルなのだそうです。
内部に足を踏み入れた途端、厳かな空気に満ちていました。
柱頭には、聖人や殉教者の見事な彫像が。
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上部に目を向けると、木製の十字架上のキリスト像がありました。
主祭壇は、取り壊されたサンタ・マリア・マッジョーレ教会の
主祭壇がここに置かれているそうです。
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その後ろには、7世紀に、ロンゴバルト族に侵略されたミラノに
司教座を復活させた「聖ジョヴァンニ・ボーノ」の像(1763年・
エーリア・ヴィンチェンゾ・ブッツィ作)のある大きな祭壇が
設置されています。
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1500年代のパイプオルガン。
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こちらは、ローマ時代の斑岩の石棺に
はめ込んだ洗礼盤が内部に置かれています。
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ドゥオーモの建築に多大な遺産を寄付した大商人マルコ・カレッリ
が眠る「マルコ・カレッリの石棺」(1408年・フィリッピーノ・デリ・
オルガニ作)。屋上の尖塔も一番始めに彼に捧げられたそうです。
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手前は、「聖バルトロメーオ」像(1562年・マルコ・ダグラーテ作)
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そして、「ジャン・ジャコモ・メディチの記念碑」(1561年・レオーネ・
レオーニ作)。弟の法王ピーオ4世が、兄の為に建立したルネッサンス
様式の墓碑。
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今回は、屋上に上がる時間はありませんでしたが、
次回訪れる機会がありましたら、ぜひ、屋上に上がって、
尖塔の成人たちや聖母マリア像を真近に見てみたいです。
また、地下聖堂や、ドゥオーモの外側の壁面の彫刻も、
ゆっくり鑑賞出来たらと思います。
本当に見所が多く、時間はいくらあっても足りないことでしょう。

ドゥオーモ前広場。
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ドゥオーモの北側には、アーケード「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の
ガッレリア」があり、イタリアブランドの本店等が揃っています。
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アーケードを通り抜けると、イタリアのオペラの殿堂「スカラ座」が
見えてきます。
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そしてその前の広場には、レオナルド・ダ・ヴィンチ像があり、
その足元には、黄色いバラが咲いていました。
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by salonderoses2 | 2016-08-08 16:32 | 2016・イタリア薔薇と芸術の歴史を訪ね

レオナルド・ダ・ヴィンチが、「最後の晩餐」の壁画を
描いたことへの報酬として依頼主のミラノ公ルドヴィーコ・
スフォルツァより譲渡されたとされる葡萄園へ行ってきました。
この葡萄園は、サンタ・マリーア・デッレ・グラーツェ教会の
すぐ近くにあり、長年スフォルツァ家に仕えたアテッラーニ家の
屋敷の庭園の中にあることが、研究家によって発見され、
昨年(2015年)より公開となったばかりです。
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入口の建物にも葡萄の枝が絡み、素敵な雰囲気でした。
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1400年代に建てられたというアテッラーニ家の屋敷も
大変見応えがありました。
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こちらが、庭園を見渡せる場所になります。
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嬉しいことに、庭園にはバラも植栽されていました。
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彫像にバラが誘引されて。
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そして、こちらが、「ダ・ヴィンチの葡萄園」です。
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1498年、葡萄園がダ・ヴィンチへ譲渡された時、
幅が60メートル、奥行きが175メートル、1ヘクタールに少し
欠けるほどの広さであったそうです。
ダ・ヴィンチはその後、葡萄園をダ・ヴィンチに最後まで仕えた
ジョヴァンニ・ヴィッラーニと、弟子のジャン・ジャコモ・カプロッティへ
二つに分けて譲渡しました。ヴィッラーニはその土地を修道院へ譲り、
カプロッティはその土地に自身の家を建てましたが、暗殺され、
別の人物へ譲渡されました。
その後時を経て、この葡萄園は、建築家ルーカ・ベルトラーミによって、
古い資料等から現在地が発見されるまで、約400年もの間、
時の彼方へ忘れ去られていたとのことです。
発見からこの場所は、管理保存され研究が続き、世界大戦中での
空爆(1943年)により、地中に埋まってしまったブドウの樹木の
列の跡も発見されました。また、地中の有機体などの調査も行われ、
ダ・ヴィンチの生きた当時の葡萄のDNA(ブドウ種:Malvasia di
Candia Aromatica)の復元に成功し、ここに植栽されているとの
ことです。それゆえ、まだ葡萄の木は若いのだと理解出来ました。

庭園に咲いていた紫陽花とバラ。
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再現されたダ・ヴィンチの葡萄園やイタリアの歴史ある屋敷と庭園
にロマンを感じると共に、そこに咲くバラにも出会えたことに、
とても喜びを感じました。

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by salonderoses2 | 2016-07-21 01:15 | 2016・イタリア薔薇と芸術の歴史を訪ね

バラと芸術の歴史を訪ねながら、イタリアを旅して参りました。
イタリアの芸術の背景に実際に触れながら、バラの歴史と
関わりのある絵画等を目にすることも出来ました。

こちらは、ミラノにある「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」
の敷地に咲いていた何とも清らかな「白薔薇」。
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旅の始めに、聖母マリアを称える教会で、聖母の純潔と神秘を
表すシンボルである「白薔薇」が、こんなに美しく咲いている姿
を目にすることが出来、とても嬉しく思いました。
照葉なことから、「ロサ・ルキアエ」(テリハノイバラ)の血を引く
品種かと思われますがいかがでしょうか・・

「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」といえば、隣接する
「ドメニコ会修道院」の食堂に、盛期ルネサンス期の巨匠のひとり
レオナルド・ダ・ヴィンチが、ミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァの
依頼で描いた「最後の晩餐」の壁画(テンペラ画)(1495年~
1498年)があることで有名です。
昨年末から写真撮影が許されるようになりました。
(No フラッシュ)
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最後の晩餐の対面の壁には、ジョヴァンニ・ドナト・モントルファーノ
の「十字架上のキリスト(キリストの磔刑)」(フレスコ画)(1529年)
が描かれています。
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朝日に照らされた「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」と
「ドメニコ会修道院」の外観。
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中庭。
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続きをどうぞお楽しみに。


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by salonderoses2 | 2016-07-10 01:56 | 2016・イタリア薔薇と芸術の歴史を訪ね