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こちらは、昨年、イタリアのポンペイへ取材旅行へ行った際、
購入して参りました絵葉書の写真です。
紀元79年のヴィスビオ火山大噴火により、火山灰に埋もれて
しまったローマ時代の遺跡が遺るポンペイの邸宅の壁画に
描かれたバラの花の絵です。

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当時現存した赤い色をしたバラの花、そしてその枝が、
支柱に誘引されている様子がはっきりと見てとれます。
今から約2000年近くも前の壁画であることが信じ難いほど、
色彩も鮮やかな細密画です。
小鳥や白い小花も愛らしく、どこかウィリアム・モリスの絵にも似て、
親近感が募ります。

この壁画があったポンペイの邸宅と庭園、また他の遺跡等を
現地取材報告を兼ねて、来月と再来月の2回講座「人々を魅了し続けるバラの歴史
~バラと人との物語」の第1回目にて、お話させて頂きます。
ご興味のお有りになられます方は、ぜひ、下記カルチャースクールまで
ご参加下さい。

講座内容
第1回:「古代~近世のバラと人との物語」
~実用性と象徴性~
・紀元前のバラ・古代ギリシャ~ローマ時代のバラ・ポンペイの壁画
・宗教とバラ・修道院のバラ・ルネッサンス絵画とバラ・薔薇戦争他
第2回:「近代~現代のバラと人との物語」
~多様性と創造性~
・ロココ時代の貴婦人とバラ・新古典主義とバラ
・ジョセフィーヌのマルメゾン城に集められたバラ
・日本の原種のバラの功績・モダンローズ時代の幕開け
・日本に於けるモダンローズの広がり・オールドローズへの回帰
・多様性の時代・まとめ他。

開催場所
NHK文化センター横浜ランドマーク教室
第1回:2017年2月6日(月)13:30~15:00
第2回:2017年3月6日(月)13:30~15:00    
お申込み先:TEL 045-224-1110 

産経学園新百合ヶ丘教室
第1回:2017年2月14日(火)10:30~12:00
第2回:2017年3月14日(火)10:30~12:00
お申込み先:TEL 044-965-0931 

メールアドレス  salonderoses2@excite.co.jp
日本ローズライフコーディネーター協会HP



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by salonderoses2 | 2017-01-23 12:36 | 2016・イタリア薔薇と芸術の歴史を訪ね

ミラノの「ドゥオモ」(大聖堂)へ行きました。
空に伸びる各尖塔の最上部には、聖人の丸彫りが飾られ、
写真には写っておりませんが、中央の大尖塔の一番高い所には、
金色に輝くマドンニーナ(聖母マリア)像が飾られています。
マドンニーナを含めるとドゥオーモの高さは、
108.5mにもなるそうです。
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大理石の彫刻が素晴らしいですね。
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1386年に建設が始まり、1900年代初頭に至るまで建築が
施され、以後今日までメンテナンスを繰り返しながら、
大切にされているこちらのゴシック様式の教会は、
ミラノの信仰心と文明のシンボルなのだそうです。
内部に足を踏み入れた途端、厳かな空気に満ちていました。
柱頭には、聖人や殉教者の見事な彫像が。
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上部に目を向けると、木製の十字架上のキリスト像がありました。
主祭壇は、取り壊されたサンタ・マリア・マッジョーレ教会の
主祭壇がここに置かれているそうです。
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その後ろには、7世紀に、ロンゴバルト族に侵略されたミラノに
司教座を復活させた「聖ジョヴァンニ・ボーノ」の像(1763年・
エーリア・ヴィンチェンゾ・ブッツィ作)のある大きな祭壇が
設置されています。
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1500年代のパイプオルガン。
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こちらは、ローマ時代の斑岩の石棺に
はめ込んだ洗礼盤が内部に置かれています。
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ドゥオーモの建築に多大な遺産を寄付した大商人マルコ・カレッリ
が眠る「マルコ・カレッリの石棺」(1408年・フィリッピーノ・デリ・
オルガニ作)。屋上の尖塔も一番始めに彼に捧げられたそうです。
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手前は、「聖バルトロメーオ」像(1562年・マルコ・ダグラーテ作)
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そして、「ジャン・ジャコモ・メディチの記念碑」(1561年・レオーネ・
レオーニ作)。弟の法王ピーオ4世が、兄の為に建立したルネッサンス
様式の墓碑。
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今回は、屋上に上がる時間はありませんでしたが、
次回訪れる機会がありましたら、ぜひ、屋上に上がって、
尖塔の成人たちや聖母マリア像を真近に見てみたいです。
また、地下聖堂や、ドゥオーモの外側の壁面の彫刻も、
ゆっくり鑑賞出来たらと思います。
本当に見所が多く、時間はいくらあっても足りないことでしょう。

ドゥオーモ前広場。
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ドゥオーモの北側には、アーケード「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の
ガッレリア」があり、イタリアブランドの本店等が揃っています。
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アーケードを通り抜けると、イタリアのオペラの殿堂「スカラ座」が
見えてきます。
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そしてその前の広場には、レオナルド・ダ・ヴィンチ像があり、
その足元には、黄色いバラが咲いていました。
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by salonderoses2 | 2016-08-08 16:32 | 2016・イタリア薔薇と芸術の歴史を訪ね

レオナルド・ダ・ヴィンチが、「最後の晩餐」の壁画を
描いたことへの報酬として依頼主のミラノ公ルドヴィーコ・
スフォルツァより譲渡されたとされる葡萄園へ行ってきました。
この葡萄園は、サンタ・マリーア・デッレ・グラーツェ教会の
すぐ近くにあり、長年スフォルツァ家に仕えたアテッラーニ家の
屋敷の庭園の中にあることが、研究家によって発見され、
昨年(2015年)より公開となったばかりです。
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入口の建物にも葡萄の枝が絡み、素敵な雰囲気でした。
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1400年代に建てられたというアテッラーニ家の屋敷も
大変見応えがありました。
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こちらが、庭園を見渡せる場所になります。
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嬉しいことに、庭園にはバラも植栽されていました。
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彫像にバラが誘引されて。
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そして、こちらが、「ダ・ヴィンチの葡萄園」です。
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1498年、葡萄園がダ・ヴィンチへ譲渡された時、
幅が60メートル、奥行きが175メートル、1ヘクタールに少し
欠けるほどの広さであったそうです。
ダ・ヴィンチはその後、葡萄園をダ・ヴィンチに最後まで仕えた
ジョヴァンニ・ヴィッラーニと、弟子のジャン・ジャコモ・カプロッティへ
二つに分けて譲渡しました。ヴィッラーニはその土地を修道院へ譲り、
カプロッティはその土地に自身の家を建てましたが、暗殺され、
別の人物へ譲渡されました。
その後時を経て、この葡萄園は、建築家ルーカ・ベルトラーミによって、
古い資料等から現在地が発見されるまで、約400年もの間、
時の彼方へ忘れ去られていたとのことです。
発見からこの場所は、管理保存され研究が続き、世界大戦中での
空爆(1943年)により、地中に埋まってしまったブドウの樹木の
列の跡も発見されました。また、地中の有機体などの調査も行われ、
ダ・ヴィンチの生きた当時の葡萄のDNA(ブドウ種:Malvasia di
Candia Aromatica)の復元に成功し、ここに植栽されているとの
ことです。それゆえ、まだ葡萄の木は若いのだと理解出来ました。

庭園に咲いていた紫陽花とバラ。
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再現されたダ・ヴィンチの葡萄園やイタリアの歴史ある屋敷と庭園
にロマンを感じると共に、そこに咲くバラにも出会えたことに、
とても喜びを感じました。

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by salonderoses2 | 2016-07-21 01:15 | 2016・イタリア薔薇と芸術の歴史を訪ね

バラと芸術の歴史を訪ねながら、イタリアを旅して参りました。
イタリアの芸術の背景に実際に触れながら、バラの歴史と
関わりのある絵画等を目にすることも出来ました。

こちらは、ミラノにある「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」
の敷地に咲いていた何とも清らかな「白薔薇」。
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旅の始めに、聖母マリアを称える教会で、聖母の純潔と神秘を
表すシンボルである「白薔薇」が、こんなに美しく咲いている姿
を目にすることが出来、とても嬉しく思いました。
照葉なことから、「ロサ・ルキアエ」(テリハノイバラ)の血を引く
品種かと思われますがいかがでしょうか・・

「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」といえば、隣接する
「ドメニコ会修道院」の食堂に、盛期ルネサンス期の巨匠のひとり
レオナルド・ダ・ヴィンチが、ミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァの
依頼で描いた「最後の晩餐」の壁画(テンペラ画)(1495年~
1498年)があることで有名です。
昨年末から写真撮影が許されるようになりました。
(No フラッシュ)
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最後の晩餐の対面の壁には、ジョヴァンニ・ドナト・モントルファーノ
の「十字架上のキリスト(キリストの磔刑)」(フレスコ画)(1529年)
が描かれています。
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朝日に照らされた「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」と
「ドメニコ会修道院」の外観。
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中庭。
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続きをどうぞお楽しみに。


メールアドレス  salonderoses2@excite.co.jp

日本ローズライフコーディネーター協会HP
http://www001.upp.so-net.ne.jp/jrlc/
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by salonderoses2 | 2016-07-10 01:56 | 2016・イタリア薔薇と芸術の歴史を訪ね