2016年 06月 09日
特別展「黄金のアフガニスタン」(東京国立博物館)へ
守りぬかれたシルクロードの秘宝」を観に行って来ました。

アフガニスタンといえば、長い間、国内情勢が不安定で
偶像崇拝を認めないタリバン政権による偶像破壊の画像が
TVに映し出された時は、本当に胸が痛む思いでした。
そんなアフガニスタンの美術品が日本に来ていると知り、
とても行きたかった美術展でした。

メソポタミアとインダスの間に栄えた謎の文明が実在した
ことを現在に伝える美術品や、ギリシャやローマ、中国、
インドとの交流が盛んだったことを示す美術品等、
文明の融合が見られる美術品の数々にとても感動致しました、
特にアフガニスタン北西部に位置する「黄金の丘」と
呼ばれた「ティリヤ・テペ」の遺跡から発見された
遊牧民の王族たちの墓の中に眠っていた埋葬者が
身に付けていた黄金の装飾品の数々の中に、
バラの花の様な形をした装飾品(1世紀)(5枚弁のもの
と弁が重なるもの)があり、大変興味をもって拝見させて
頂きました。こちらは、バラの歴史上、とても重要な
出土品なのではないでしょうか。
今日これらの貴重な美術品を目にすることが出来たのは、
ソ連の軍事介入や不安定な国内情勢、文化財の破壊を
繰り返したタリバン政権から、自分たちの命を顧みず、
必死に美術品を護ったアフガニスタン国立博物館の
館員たちがいたからなのです。
アフガニスタン国立博物館は、ロケット弾の迫撃砲を受け、
避難出来なかった美術品は2万点を超え、無残な姿に
なりましたが、暫定政権樹立以降に建物は再建され、
「自らの文化が生き続ける限り、その国は生きながらえる。」
という言葉が、標語として掲げられ、自国の文化を
尊ぶことの重要性を表しています。
私がこちらの美術展を訪れた時、
ちょうど天皇皇后両陛下もこちらの美術展に
いらっしゃっておいででした。
出口の所で、お出ましになられた時に、
あえてカメラはカバンの中にしまい、
お見送りさせて頂きました。
お優しい気品あふれる笑顔で私たちに
お手を振って下さり、とても感激致しました。
今後、日本国内の美術品の保護の為にも、
国内情勢が安定していること、平和であること
の大切さを学んだ1日となりました。
特別展「黄金のアフガニスタン~守りぬかれた
シルクロードの秘宝」上野・東京国立博物館・
表慶館にて、6月19日(日)まで開催中。
メールアドレス salonderoses2@excite.co.jp































