「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展と「大正時代のかわいい」展へ

雨天の多い6月は、館内で楽しむことが出来る
美術館巡りに最適の月とも云えるかもしれません。

「谷崎潤一郎文学の着物を見る~アンティーク着物と
挿絵の饗宴」展(弥生美術館)と、同じ場所で開催中の
「大正時代のかわいい」展(竹久夢二美術館)へ行ってきました。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
(両展とも、6月26日・日曜が最終)

千代田線・根津駅の一番出口を出て、なだらかな坂を上がって行くと
左手に、弥生式土器が出土した記念碑が立てられていました。
美術館は、根津駅から徒歩約7分程で、周囲には東京大学もあり、
閑静でレトロな雰囲気がします。レトロな雰囲気がお好きな方には
たまらない場所かもしれません。

弥生美術館と竹久夢二美術館は、同敷地内の同建物にあり、
弥生美術館は、昭和59年(1984)6月1日に、鹿野琢見(1919年~
2009年)によって創設されました。鹿野氏が9歳の少年時代に
出会った挿絵画家・高畠華宵(1888年~1966年)が描いた
一枚の絵「さらば故郷!」に深い感銘を受け、その後幾度の
交流を経て、華宵のコレクションを公開する為に開館しました。
また、竹久夢二美術館は、平成2年(1990)11月3日に、
鹿野琢見の竹久夢二(1884年~1934年)コレクションを
展示公開する為に開館されました。

私は、谷崎潤一郎文学は、「細雪」くらいしかよく知りませんでしたが
当時としては、斬新なテーマを取り上げた文学が多かったようですね。
「細雪」「痴人の愛」「春琴抄」「秘密」等の作品に登場するヒロイン
の姿をアンティーク着物で再現したこの展覧会では、大正~昭和初期
のアンティーク着物のコーディネートを観ることが出来、当時の
コーディネート術の高さに感動致しました。
着物、帯、半襟、帯留といった細部に渡って、繊細で粋なコーディネート
が出来た戦前の女性たちのセンスにはただただ感服するばかりです。
当時、アールヌーボー、アールデコといった海外からの要素を
受けて盛り込んだ銘仙やお召等の着物や帯柄もハイカラでオシャレでした。
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また、大正時代の「かわいい」展では、竹久夢二がすでに自身の
デザインした小物を「かあいい」という言葉を用いて紹介していた等
夢二に対する新たな発見も出来ました。
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アンティーク着物好きの私も、今年、3月24日に
東京白金台の「八芳園」で開催させて頂きましたイベント
「和ばら、そして和モダン」では、全て薔薇柄の私物や友人の
戦前の銘仙~戦後のアンティーク着物、帯等をお持ち致しました。
よろしければ、その時の様子はこちらをご覧下さい。

メールアドレス  salonderoses2@excite.co.jp
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by salonderoses2 | 2016-06-16 11:38 | 美術鑑賞