人気ブログランキング |

<   2012年 05月 ( 21 )   > この月の画像一覧

現在、公開中のアンリ・ル・シダネル展(損保ジャパン東郷青児美術館)
と、レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想展(Bunkamuraザ・ミュージアム)
へ行ってきました。
「薔薇と光の画家~アンリ・ル・シダネル~フランス・ジェルブロアの風」
この題名を目にしたとたん、すぐにでも観に行きたかった絵画展、
ようやく行くことができました。感想は、一言「とても良かった。」です。
昨年ジェルブロアを訪れた私も、訪れたことのない主人もすっかり
アンリ・ル・シダネルの絵画のファンになってしまいました。
d0099791_8112040.jpg

1901年、彼が39歳の時に、移り住んだ「ジェルブロア」は、
1592年の休戦協定が結ばれるまで、フランスとイギリスが500年間
土地を巡って戦いを繰りひろげた場所でした。
休戦協定以後、静かになったジェルブロアを訪れたアンリ・ル・シダネル
は、家を買い取り、アトリエとバラの庭園を造り、そこで創作活動を
行いました。
d0099791_8235331.jpg

ジェルブロアで1927年に描かれた「離れ屋」は、夕闇に映える
満開の薄ピンクのツルバラが大変美しく、彼の代表作となりました。
バラを育てている方なら、この夕刻の少し薄暗くなった時間帯が、
柔らかい色調のバラの美を際立たせ、美しい景色となることを
ご存じだと思いますが、アンリ・ル・シダネルも同じ美を捉えて
いたのではないかと、想像を巡らせながらこの絵を鑑賞させて
頂きました。また、「青いテーブル」や「テーブルと家」の作品は、
庭におけるテーブルと椅子、テーブルと椅子の背景の庭、庭の
フォーカルポイントとなるテーブルと椅子、テーブルと椅子も
含んで庭、といった様々な視点から鑑賞させて頂きました。
また、暗くなりがちな夕刻のシーンの絵画ですが、描き込んでいる
建物の窓や扉から灯りがもれて、かえって温かみを感じる作品が
多いと思いました。
展示会場の出口近くになると、何度もまた戻って見直すぐらい、
主人と私は、ファンになってしまいました。
帰りにコピーの絵を購入しようかとも思いましたが、やはり実物
は、一見の価値があります。
またこちらの美術館には、高額で落札したことでも有名な
あのゴッホの「ひまわり」も鑑賞することが出来ます。
d0099791_8154886.jpg


「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想展」、こちらの目玉は、
なんといっても「日本初公開となる「ほつれ髪の女」ですが、
d0099791_8163745.jpg

個人的には、レオナルド・ダ・ヴィンチとその弟子が描いたのでは
ないか、という説のある、「岩窟の聖母」と「「マグダラのマリア」を
目にすることが出来、大変嬉しく思いました。
d0099791_8244997.jpg

ルーブル美術館の「岩窟の聖母」と、ロンドン、ナショナル・ギャラリー
の「岩窟の聖母」、そして今回の「岩窟の聖母」と(今回が本物なら)
3作品、この目で鑑賞したことになります。
それにしても、今回の「岩窟の聖母」は個人所有とのこと、
正式に本物と証明されたら、すごいですね!
Bunkamuraザ・ミュージアムは、本当に多くの方々が観にいらしていて
熱気が感じられ、ダ・ヴィンチへの関心の高さが伺えました。

アンリ・ル・シダネルが、バラを植えるように一軒一軒をまわった村は、
その後、バラ祭りが開催される等、フランスの最も美しい村に
登録をされました。
フランス・ジェルブロア(2011.6月撮影)
d0099791_8202336.jpg

メールアドレス  salonderoses2@excite.co.jp
by salonderoses2 | 2012-05-02 08:30 | 美術鑑賞